精信機工

複雑な加工も短時間で大量生産!
省力化・省スペース・人材不足解消に役立つ
複数同時加工を可能にした新型工作機を開発!

水車型トランスファーマシン「VRTM10A」3方向10割出加工機
メインビジュアル

国内産「水車型ロータリートランスファーマシン」を開発。

老舗国産メーカーが相次いで撤退するなか、CNC制御でメンテナンス性や細やかな作業性に優れた
日本製のトランスファーマシンが誕生しました。精度が高く、短期間で大量の部品製造が可能となります。
3方向同時加工で一連の機械加工を集約、省力化・省スペース化、今後の人材不足を補い、効率のいい生産ラインを組むことができます。
※トランスファーマシンとは、一連の機械加工を自動的に行う工作機械のことです。

VRTM10A 加工デモンストレーション

完成品:××××(品名)
加工の様子
15秒に1本完成!精度が高くロスが少ない。
(加工デモンストレーションの場合)
           

10割り出しの短いサイクルタイムで3方向同時に部品加工でき、短時間での大量生産が可能となりました。高い加工精度で複雑な加工部品等に力を発揮。
月産500~1万個の加工品を安定供給する際の力となり、省力化・省スペース・人材不足等の問題解決にもひと約買う1台3役の新型工作機です。

         
        
動画内の各加工について
  • CNCネジ切り用フェーシングユニット

    ホルダ交換により、内ネジ切り・外ネジ切に対応。
    ○特徴:ストップマークがつかないこと

  • CNCリセス用フェーシングユニット

    ホルダー交換により、内径・外径の溝入れに対応。
    ○特徴:テーバー加工が可能なこと

  • CNCボーリング・ドリルユニット

    ドリルとボーリング加工が可能。
    ○特徴:1ボタンでツール交換が可能なこと

  • CNC 3軸加工ユニット

    XYスライドを搭載。3軸同時制御による加工が可能。
    ○特徴:1ボタンでツール交換が可能なこと

  • CNCドリル偏芯ユニット

    専用偏芯ユニットにより中心から離れた位置の加工が可能。
    ○特徴:ユニット着脱式なので簡単に取り付け

  • 油圧ドリルユニット

    電磁弁&リニアエンコーダで、任意位置での切削送りが可能。
    ○特徴:CNS制御まで必要でない加工品を簡単加工

受注生産の秘密保持のため、外部の方になかなかご紹介ができなかったトランスファーマシンですが、今回のデモ機の完成により、その性能や作業の様子をご紹介できるようになりました。
また導入を視野に試験運用をしたり、様々な確認作業をすることにも対応できます。

         
         
設備仕様(VRTM10Aを使用した数値)
機械サイズ 幅5900mm 
奥行5000mm 
高さ3860mm
電力量 60kW
総重量 10,000kg
加工材(大きさ) Φ10×30~Φ100×200

こんな課題を
持つ方におすすめします!

  • 汎用性があって費用対効果が高く、付加価値ある工作機を探している
    課題
    加工機の老朽化で、近いうちに工作機を買い替えたい。せっかくなら汎用性があって費用対効果が高く、付加価値あるものを購入したい。
    解決
    精信機工の新工作機「VRTM10A」は、3つの加工をワンチャック(取付1回)で行える最新機器。CNCによる高い加工精度で、加工の切り替えに伴う時間ロスも最小限に抑えることができます。作業ユニットのカスタマイズで1台9工程まで異なる加工作業が可能なだけでなく、CNS(コンピューター)制御により、工程変更の際の時間ロスが最小限で済む新型加工機です。しかも省力・省スペース化の上でも効果を発揮。多品種・中ロット(500~1万)の加工に適し、人材不足の解決やより高度な加工品事業の再構築の上で力となる加工機といえます。
  • 仕事に合わせた用途に「カスタマイズ」できる工作機がないか…
    課題
    顧客開拓の突破口として、新規に工作機を購入する際、少しでも付加価値が高いものを選びたい。しかし一方で、使わない機能や宝のもちぐされとなりそうな工作ユニットまでは必要ない。今後の仕事に合わせた用途に「カスタマイズ」できる工作機があると助かる。
    解決
    3方向同時加工でき各種工具ユニットが搭載されている新型工作機は、効率アップや使い勝手のよさだけでなく、受注内容やこれからの事業展開を踏まえた自社生産体制にマッチした工具ユニットだけにしぼった形で自由にカスタマイズできるのが特徴です。ご相談頂ければ、加工現場や人員状態、今後の事業計画など、使用状況に綿密に寄り添いながら効率のいい工作ユニットの編成していけるのが、精信機工の新工作機「VRTM10A」。自社の体力や技術力を生かしながらマシンの能力を最大限に発揮させることができるので、費用対効果の上でもこの上ないマシンといえます。
  • 人手をかけずにバルブなど高精度な加工品を
    大量生産できる工作機があると便利
    課題
    「人手かかる&加工回数が多い…」部品加工に何かと手間がかかる“バルブ製品”など、複雑な加工が集約される加工品を人手のかからない体制で、しかもクオリティーの高い工作物を大量生産したい。一見矛盾するこの2つの課題を解決する工作機械を探しているが、なかなか見つからない。
    解決
    複雑で多くの手間がかかる加工品、とくに中ロット以上(500~1万)の加工品を生産する場合、加工の回数が増え作業負担が増すのは明らか。手作業だけでは難しいだけでなく、加工工程ごとの工作機や工作スペース、更には加工途中のしかかり品を置く場所が必要になったり、完成品を作るまでの時間も要してしまったり、現状にそぐわない部分が多く露出してくると思います。精信機工の新型加工機は1台3役で作業回数を減らし、CNS(コンピューター)制御により、より高精度な加工が可能。工作機を置くスペースやしかかり品を置くスペースも省き、かつ生産スピードをあげることができます。「人数不足が進むなかでは、受注を受けるにも難しい...」そうした状況下こそ、この1台3役の新工作機「VRTM10A」が真価を発揮するときです。
  • 会社の未来を切り拓くため、製作工程の多い複雑な
    加工品を受注し、大量に安定供給していきたい・・
    課題
    作業者の人材難や熟練工の高齢化の影響で、工程の複雑な製品を扱うのはもとより、このままの生産体制を維持できるかさえ課題となるこの時代。会社の未来を切り拓くため、高単価な製作工程の多い複雑な加工品に受注して、大量に安定供給していくことを考えているが、なかなか良い解決策が見当たらない。
    解決
    熟練工の退職や工作機を何機も置くスペース確保が難しいなど、製作現場においては、何かと逆風の時代。さらにメーカーの部品作りが海外へシフトするなか、加工品の受注の先細りは厳しさを増しています。熟練工が少なく工作機を何台も置くこともできない状況下、付加価値の高い国産製品を生み出せるような“課題を逆転のチャンス”にかえる手段が必要となります。それがわが社のトランスファーマシン「VRTM10A」です。1台で3つ作業を同時に行うことで、省スペース化とともに省力化が図られ、作業人員を減らしながら、CNS(コンピューター)制御の高精度な加工で生産スピードをあげた大量の加工品を安定供給が可能となります。
  • 部品加工の受注が縮小する中、「中ロット」「多品種」の加工品を受注し、新たな道を切り開きたい
    課題
    生産拠点が海外へシフトするなか、国内の部品加工の受注状況が縮小。今後なんらかの手立てを講じないとこの先立ち行かないことが目に見えている。こうした状況の打開策として「中ロット」で「多品種」の加工品を手掛けていきたいと思っているが、工作機の使用で「中ロット」の受注が可能になっても「多品種」を手掛けるには、工作機の台数を増やすか、加工のたびに刃物(工作ユニット)を変える必要があり、作業に多くの時間と手間を擁することに...。工作機を増やすデメリットや人件費、加工時間(TM)も含めた費用対効果を考えると二の足を踏んでしまう。
    解決
    工作機を増さずに、人件費や加工時間(TM)も含めた費用対効果の上でも安心して「中ロット」「多品種」の受注得るうえで、大きなチカラとなるのが精信機工の新型トランスファーマシンです。今回開発された「VRTM10A」は、持ち前の“3つのメリット”を最大限に活かすことで、思いのままの加工ができ、短いリサイクルタイムのなかで「中ロット」「多品種」の加工が実現できます。
    ワンチャック9工程3方向からの加工が可能。CNC制御の高精度加工は、刃物(工作ユニット)交換の際にも大きなチカラを発揮。即時に安定加工へと導きます。そして最大で9工程まで作業ユニット(29軸までの拡張性)を設置できるので、「多品種」加工の場合でも、作業ロスを最小限に抑えて効率のいい加工が可能となります。まさに「中ロット」「多品種」で、きめ細かい受注に対応できる工作機こそ、精信機工の「VRTM10A」なのです。

インデックステーブルを縦型に配置したロータリートランスファーマシン VRTM10A

省力化・省スペース・人材不足...
多くの企業が抱えている諸問題の解決に役立つ1台3役のトランスファーマシン!
短いサイクルタイムで3方向同時加工を行えるから、量産加工に最適です。

「VRTM10A」3つのメリット

  • ワンチャックで3方向9工程加工
    加工素材の一度の取り付けで3方向から一気に加工。
    使いやすさと作業効率が大幅にアップ!

    3つの加工をワンチャック(取付1回)で行える最新機器。
    手間が省け、省力化・省スペース化の上でもチカラを発揮します!

    チャックに対して3方向にユニットが配置でき、同時加工が可能。
    工程ごとに再クランプが必要ないため芯ズレの心配もありません。

  • CNCによる高い加工精度
    CNC(コンピューターでの数値制御)切削速度や
    位置の制御がより正確で複雑な作業が可能!

    油圧制御では工程の変更や工作ユニットの変更の際に加工内容をセットし安定運転するまでに時間と労力がかかるが、CNCなのでワンタッチで切り替えが可能。しかもバグを生まないので「高い生産性と精度」を実現。
    複雑な形状やデザインの加工に最適な制御が可能となります。

  • 最大9ステーション(工程)23軸の拡張性
    一台で、9つの作業ステーションの設置が可能!
    しかも回転軸は23軸まで対応できるので、
    作業に合わせた高効率・高精度の加工を後押します。

    作業ユニットのカスタマイズで1台9工程まで異なる加工作業が可能なだけでなく、23軸の拡張性があるので、高精度・高効率な加工ユニットの装着が可能。

もっと詳しく知りたい方、
ぜひご相談ください。

この製品が生まれたきっかけ

井村 好一

株式会社精信機工の井村社長に本製品(VRTM10A)が生まれたきっかけ、商品を提供する上でのこだわりや想いについて語っていただきました。

代表取締役社長 
井村 好一
  • “VRTM10A”が生まれたきっかけ
    お客様が抱える課題を目の当たりにし、解決したいという気持ちが大きかった。
    VRTM10Aは、精信機工が自社で一から開発した製品です。かつて同様の製品を手がけていた企業はありましたが、現在は廃業しており、国内には競合他社が存在しません。そんな中、その製品を使用している数社から、修理や新規購入に困っているとの声をいただきました。海外製もありますが、納期が長くコストも高いため、導入のハードルが高いようです。また海外製品のメンテナンスでは、部品調達から交換作業に至るまで様々な課題があるとのこと。
    このような背景から、国内での製品供給が必要であると考えました。
    お客様が抱える課題を目の当たりにし、解決したいという気持ちが自社開発の決断する大きな後押しとなりました。日本で製造できるものは日本で製造したい。日本の製造業を守りたいという思いにも繋がり、長期間に及ぶ開発のスタートを切りました。
  • “VRTM10A”を開発する中で大変だったこと
    汎用性の高い製品であること、CNCの機能を最大限に活用しつつ製品を小型化することなど、課題が山盛りでした。
    製作プロセスは、かなりの挑戦でした。一からの製作にもかかわらず、完璧な製品を作り上げるプレッシャーがありましたね。バグのない機械であることはもちろん、仕上がりや精度にもこだわりました。これまでの製品は受注生産で、完成形がある程度決まっていましたが、今回は異なります。汎用性の高い製品を作成する必要があり、そのためにはいろんなお客様に適応するような製品を考えて作らないといけませんでした。機械の成功は設計の段階で決まると思い、そこにはかなりの時間を費やしました。CNCの機能を最大限に活用しつつ、製品を小型化することにも取り組みましたが、モーターの大きさなどから難航しました。設計から製作には1年2ヶ月かかり、お披露目までにはさらに4ヶ月かかりました。途中、部品の入荷遅れなどで製作日程に支障が出ることもありましたが、様々な困難を乗り越えて最終的に製品が完成し、動く姿を見たときは非常にワクワクしました。
  • “VRTM10A”が完成して感じる思い
    様々な困難を乗り越え、納得のいく製品に仕上がりました。
    一から開発したにもかかわらず、かなり良い製品ができたと自負しております。これまで同様な製品を手掛けた日本メーカーは油圧式が多かったのですが、CNCにしたことで刃物調整がしやすくなりました。また、これまで6割出までならありましたが、3方向10割出は稀です。CNCかつ10割出を実現でき、いかに短時間で品質の良いものを手間かけずに作るかに挑戦できました。メンテナンス性を確保しながら小型化することも重要であり、その点も実現でき良かったと感じています。
    お取引先様から順に製品をお披露目させていただいておりますが、かなり好評いただいております。規模の大きい製品なので、導入は慎重に行うと思います。テスト加工は随時受け付けておりますので、是非その品質を目で見て確かめていただきたいです。
  • “VRTM10A”を今後どの様な方に届けていきたいか
    人手不足解消や作業負担の削減、現場のスペースに課題のある方に。
    増産または新規生産したいがスペースと人手不足に悩んでいる企業様には、是非お届けしたい製品です。機械のスタイルにもよりますが、現状で人が脱着している現場であれば5.6人の作業が1人で賄えるのがこの製品の特長です。脱着ロボットや素材ストッカーなどを付ければ、土日に無人生産も可能です。省力化・省スペース・人材不足解消など、これからの時代の課題解決に是非お役立てください。

この製品を扱うグループ会社

現場に寄り添い
"できたらいいな"を実現する
工作機製造のソリューションカンパニー

専用工作機械の
企画、設計、製造、販売
  • 本社
    〒431-1305 静岡県浜松市浜名区細江町気賀2694-1
    TEL:053-523-0111

株式会社精信機工は
MJGのグループ会社です。

企画から商品化まで48時間のサポート

精信機工は、「製造業」と「サービス業」を融合させるMJGのグループ会社です。
グループ各社の多様性と柔軟なネットワークを活かし、お客様の課題を解決致します。
ご相談やお見積りには一切費用はかかりません。どうぞお気軽にお問い合せ下さい。

pagetop

ご相談
フォーム